2015年06月28日
苔をみる旅Act.19 のお知らせ
お陰様で、昨日無事に苔をみる旅Act.18 を開催することが出来ました。
お天気にも恵まれ、絶好の苔見日和でした。
ありがとうございました。今度こそ、旅の報告を早くアップしたい・・・。
さて、次回の苔をみる旅ですが、
「御岳山かな~」と頭にぼんやりとしたイメージがあったのですが、
昨日の旅の参加者の方が「苔旅で御岳山に行かないんですか?」とぽつりと呟かれたので、
ぼんやりとしたイメージがクリアになりました。
次回の苔をみる旅は、東京青梅市の御岳山に行きます。
ただ、御師集落を通って御岳山神社まで行く表参道ではなく、
御岳山神社の摂社、産安社の方へと参ります。
旅の最終目的地は産安社ですが、
始めにケーブルカーの滝本駅に集合してその周辺で苔をみようと思っています。

スギの枝から垂れ下がるキヨスミイトゴケ(滝本駅近く)。

灌木の枝に着生するキヨスミイトゴケ(同上)。

樹木の葉の上に着生するキヨスミイトゴケ(同上)。

ケーブルカーの車窓から見える苔生した岩壁。
生えているコケはほとんどハマキゴケだと思う。
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苔をみる旅Act.19
「御岳山・産安社」
日時:7月25日(土)10:30~17:00頃(途中で昼食を挟みます)
集合、解散:御岳山ケーブルカー滝本駅
参加費:3000円
定員:8名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
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苔をみる旅、それは足もとの自然を巡る旅。
お天気にも恵まれ、絶好の苔見日和でした。
ありがとうございました。今度こそ、旅の報告を早くアップしたい・・・。
さて、次回の苔をみる旅ですが、
「御岳山かな~」と頭にぼんやりとしたイメージがあったのですが、
昨日の旅の参加者の方が「苔旅で御岳山に行かないんですか?」とぽつりと呟かれたので、
ぼんやりとしたイメージがクリアになりました。
次回の苔をみる旅は、東京青梅市の御岳山に行きます。
ただ、御師集落を通って御岳山神社まで行く表参道ではなく、
御岳山神社の摂社、産安社の方へと参ります。
旅の最終目的地は産安社ですが、
始めにケーブルカーの滝本駅に集合してその周辺で苔をみようと思っています。
スギの枝から垂れ下がるキヨスミイトゴケ(滝本駅近く)。
灌木の枝に着生するキヨスミイトゴケ(同上)。
樹木の葉の上に着生するキヨスミイトゴケ(同上)。
ケーブルカーの車窓から見える苔生した岩壁。
生えているコケはほとんどハマキゴケだと思う。
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苔をみる旅Act.19
「御岳山・産安社」
日時:7月25日(土)10:30~17:00頃(途中で昼食を挟みます)
集合、解散:御岳山ケーブルカー滝本駅
参加費:3000円
定員:8名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
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苔をみる旅、それは足もとの自然を巡る旅。
Posted by 上野健 at
11:49
2015年06月24日
ウロコミズゴケ
研究対象としていたせいもあって、私はミズゴケ類Sphagnumが大好きです.。
世界にどのくらいの種がいるのか正確には把握出来ていませんが、日本には40種ほど存在していると言われています。
ミズゴケ類は他のコケ植物に比べると形がかなり独特なので、一目でミズゴケ類と分かります。
しかしながら、ミズゴケ類の中での種類を識別するとなると、結構難しかったりします。
その中にあって、ウロコミズゴケSphagnum squarrosumは全体にトゲがあるように見えるので、
すぐにそれだと分かります。

ウロコミズゴケ(釧路湿原)。
全体にトゲがあるように見えます。それも含めて美しいコケです。

ウロコミズゴケの先端部分(同上)。
トゲのように見えるのは、枝に着いている葉が後ろに反り返っていることに拠ります。
世界にどのくらいの種がいるのか正確には把握出来ていませんが、日本には40種ほど存在していると言われています。
ミズゴケ類は他のコケ植物に比べると形がかなり独特なので、一目でミズゴケ類と分かります。
しかしながら、ミズゴケ類の中での種類を識別するとなると、結構難しかったりします。
その中にあって、ウロコミズゴケSphagnum squarrosumは全体にトゲがあるように見えるので、
すぐにそれだと分かります。
ウロコミズゴケ(釧路湿原)。
全体にトゲがあるように見えます。それも含めて美しいコケです。
ウロコミズゴケの先端部分(同上)。
トゲのように見えるのは、枝に着いている葉が後ろに反り返っていることに拠ります。
Posted by 上野健 at
12:28
2015年06月20日
イワダレゴケの学名
前回の記事で、苔の観察会に講師として参加した旨を書きましたが、
観察会に臨む前には参加者の方にどういうことをお伝えしようかいろいろ考え、勉強したりします。
まあ、日頃が勉強不足なだけなのですが…。
今回、観察場所に出現するコケの学名の意味についてちょっと調べてみました。
そのとき気付いた素敵な学名のコケを紹介します。
いろいろ調べるたびに自分の無知を思い知らされます。

雨を纏うイワダレゴケ

光に翳されたイワダレゴケ

亜高山帯針葉樹林の林床を覆うコケたち。イワダレゴケは優占種の一つ。
山地帯から亜高山帯の森林に生育するイワダレゴケ。
しばしば優占種となります。
学名をHylocomiun splendens ヒロコミウム・スプレンデンスといいます。
(人によっては、ハイロコミウム・スプレンデンスと読むかもしれません)
その意味は、Hylocomiun→森に生育する、 splendens→輝いているモノ、です。
詩的で素敵な学名です。
観察会に臨む前には参加者の方にどういうことをお伝えしようかいろいろ考え、勉強したりします。
まあ、日頃が勉強不足なだけなのですが…。
今回、観察場所に出現するコケの学名の意味についてちょっと調べてみました。
そのとき気付いた素敵な学名のコケを紹介します。
いろいろ調べるたびに自分の無知を思い知らされます。
雨を纏うイワダレゴケ
光に翳されたイワダレゴケ
亜高山帯針葉樹林の林床を覆うコケたち。イワダレゴケは優占種の一つ。
山地帯から亜高山帯の森林に生育するイワダレゴケ。
しばしば優占種となります。
学名をHylocomiun splendens ヒロコミウム・スプレンデンスといいます。
(人によっては、ハイロコミウム・スプレンデンスと読むかもしれません)
その意味は、Hylocomiun→森に生育する、 splendens→輝いているモノ、です。
詩的で素敵な学名です。
Posted by 上野健 at
09:00
2015年06月16日
肉紅色
先日、北八ヶ岳にある山小屋、高見石小屋で行われた苔の観察会に講師として参加してきました。
観察会の前日に現地入りして観察場所の下見のために森を散策したのですが、
その時に見つけました。
ヒロハセンニンゴケという地衣類(菌類と藻類の共生生物)の子器(胞子を作る器官)です。
まあ、キノコですね。
図鑑によると肉紅色の子器を作るという記述があり、
肉紅色ってどんな色だろうと思っていたのですが、
リアルな肌色ですね。
かわいいキノコです。

転石上に大きなコロニーを形成しているヒロハセンニンゴケ。

ヒロハセンニンゴケの子器。

同上。

同上。
観察会の時にチャンスがあれば紹介しようかなと思っていたのですが、
すっかり忘れていました。
観察会の前日に現地入りして観察場所の下見のために森を散策したのですが、
その時に見つけました。
ヒロハセンニンゴケという地衣類(菌類と藻類の共生生物)の子器(胞子を作る器官)です。
まあ、キノコですね。
図鑑によると肉紅色の子器を作るという記述があり、
肉紅色ってどんな色だろうと思っていたのですが、
リアルな肌色ですね。
かわいいキノコです。
転石上に大きなコロニーを形成しているヒロハセンニンゴケ。
ヒロハセンニンゴケの子器。
同上。
同上。
観察会の時にチャンスがあれば紹介しようかなと思っていたのですが、
すっかり忘れていました。
Posted by 上野健 at
15:10
2015年06月11日
苔をみる旅Act.18のご案内
旅の報告をしてから旅の案内をしようとおもって記事を準備していますが、
キーボードをー叩く手がなななか動かず時間だけが過ぎております。
これ以上旅の案内が遅くなると予定が立たない方もいらっしゃると思いますので、
新しい旅の案内をさせて頂きます。
「苔をみる旅」で都立庭園を訪れるという企画を都立庭園シリーズということで3回実施しましたが、
その続きを再開したいと思います。
関東も梅雨入りして、雨の日の旅となってしまう可能性も高いですが、
雨なら雨で、雨の庭園を楽しみましょう。
旅の目的地は、旧古河庭園です。
ジョサイア・コンドルが設計した洋館と小川治兵衛が作庭した日本庭園。
旧古河庭園の和洋の文化が混在する空間で、どのような苔たちに出会えるでしょうか。

コバノチョウチンゴケの大きな群落と洋館。

新緑の頃のコバノチョウチンゴケ。

日本庭園にある滝。

茶室まで続く苔むした小径。
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苔をみる旅Act.18
都立庭園シリーズ④「旧古河庭園」
日時:6月27日(土)10:30~16:00頃(途中で昼食を挟みます)
集合、解散:JR駒込駅北口改札
参加費:3000円
定員:7名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
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苔をみる旅、それは足もとの自然を巡る旅。
キーボードをー叩く手がなななか動かず時間だけが過ぎております。
これ以上旅の案内が遅くなると予定が立たない方もいらっしゃると思いますので、
新しい旅の案内をさせて頂きます。
「苔をみる旅」で都立庭園を訪れるという企画を都立庭園シリーズということで3回実施しましたが、
その続きを再開したいと思います。
関東も梅雨入りして、雨の日の旅となってしまう可能性も高いですが、
雨なら雨で、雨の庭園を楽しみましょう。
旅の目的地は、旧古河庭園です。
ジョサイア・コンドルが設計した洋館と小川治兵衛が作庭した日本庭園。
旧古河庭園の和洋の文化が混在する空間で、どのような苔たちに出会えるでしょうか。

コバノチョウチンゴケの大きな群落と洋館。

新緑の頃のコバノチョウチンゴケ。

日本庭園にある滝。

茶室まで続く苔むした小径。
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苔をみる旅Act.18
都立庭園シリーズ④「旧古河庭園」
日時:6月27日(土)10:30~16:00頃(途中で昼食を挟みます)
集合、解散:JR駒込駅北口改札
参加費:3000円
定員:7名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
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苔をみる旅、それは足もとの自然を巡る旅。
Posted by 上野健 at
18:34