2016年03月23日
読書会のご案内
「苔をみる旅」という旅を毎月企画、開催していますが、
このたび、新しい企画として読書会をやることにしました。
周囲に苔が生えている場所を会場に選び、
苔をみる旅の番外編としてやりたいと思います。
その名も、「苔のむす間で、読書!」。
というのも、私は本が好きで、
某大学では縁あって「読書」という教養科目も担当させて頂いています。
ただし、読書の対象が限られているのも事実で、
決して広い教養があるわけではありません。
それでも、本を通して様々な現象や世界の捉え方を考えてきましたし、
心踊る、或いは震わされるという体験もしてきました。
読書楽しいです。
読書が楽しいと思える人が集い、それをアウトプットできる場が作れたらいいなと。
読書は旅と同じだなというぼんやりとしたイメージを持っていましたが、
先日苔をみる旅で訪れたRainy Day Bookstore & Cafeというカフェで、
「読書は旅をする幸福に似ている」という銅板に刻まれたフレーズを見つけました。
誰の言葉か分かりませんが、確かにそうですね。
読書と旅は、本質的には同じ。
よって、苔をみる旅の案内人である私が、
苔をみる旅の番外編として、読書会をやります。
いろんなスタイルの読書会があるとは思いますが、
ここでやろうとしているのは、ジャンル関係なく、
参加者の方がそれぞれお気に入りや気になる本を持ち寄って紹介しあうという形の読書会です。
本を通して得た物事を何らかの形でアウトプットすることで新たな発見があるかもしれません。
私もあるテーマを設定して本をいくつか紹介したいと思います。
自分で本を紹介するのは面倒だけど、人が紹介する本の話を聞きたい人も歓迎します。
苔生す場所で、お茶を飲みながら、気楽に本や本が生み出す世界の話をしましょう。
定期開催するかどうかは全く分かりませんが、最初の開催は国分寺にある都立庭園、
殿ヶ谷戸庭園にある紅葉亭という茶室(集会場)で行います。

殿ヶ谷戸庭園にある茶室(集会室)、紅葉亭。

紅葉亭の近くにある苔生した水鉢と鹿威し。
****************************************
苔をみる旅番外編
「苔のむす間で、読書!2016春」
日時:4月23日(土)13:30~16:30
会場:都立殿ヶ谷戸庭園、紅葉亭
参加費:3000円(お茶+菓子付き)
定員:8名
申し込み、問い合わせ先:sanionia@nifty.com(上野)まで。
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このたび、新しい企画として読書会をやることにしました。
周囲に苔が生えている場所を会場に選び、
苔をみる旅の番外編としてやりたいと思います。
その名も、「苔のむす間で、読書!」。
というのも、私は本が好きで、
某大学では縁あって「読書」という教養科目も担当させて頂いています。
ただし、読書の対象が限られているのも事実で、
決して広い教養があるわけではありません。
それでも、本を通して様々な現象や世界の捉え方を考えてきましたし、
心踊る、或いは震わされるという体験もしてきました。
読書楽しいです。
読書が楽しいと思える人が集い、それをアウトプットできる場が作れたらいいなと。
読書は旅と同じだなというぼんやりとしたイメージを持っていましたが、
先日苔をみる旅で訪れたRainy Day Bookstore & Cafeというカフェで、
「読書は旅をする幸福に似ている」という銅板に刻まれたフレーズを見つけました。
誰の言葉か分かりませんが、確かにそうですね。
読書と旅は、本質的には同じ。
よって、苔をみる旅の案内人である私が、
苔をみる旅の番外編として、読書会をやります。
いろんなスタイルの読書会があるとは思いますが、
ここでやろうとしているのは、ジャンル関係なく、
参加者の方がそれぞれお気に入りや気になる本を持ち寄って紹介しあうという形の読書会です。
本を通して得た物事を何らかの形でアウトプットすることで新たな発見があるかもしれません。
私もあるテーマを設定して本をいくつか紹介したいと思います。
自分で本を紹介するのは面倒だけど、人が紹介する本の話を聞きたい人も歓迎します。
苔生す場所で、お茶を飲みながら、気楽に本や本が生み出す世界の話をしましょう。
定期開催するかどうかは全く分かりませんが、最初の開催は国分寺にある都立庭園、
殿ヶ谷戸庭園にある紅葉亭という茶室(集会場)で行います。
殿ヶ谷戸庭園にある茶室(集会室)、紅葉亭。
紅葉亭の近くにある苔生した水鉢と鹿威し。
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苔をみる旅番外編
「苔のむす間で、読書!2016春」
日時:4月23日(土)13:30~16:30
会場:都立殿ヶ谷戸庭園、紅葉亭
参加費:3000円(お茶+菓子付き)
定員:8名
申し込み、問い合わせ先:sanionia@nifty.com(上野)まで。
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Posted by 上野健 at
23:59
2016年03月22日
苔をみる旅Act.27の報告
以前はきちんと苔をみる旅の報告をしていましたが、しないことに馴れてしまうと、
報告をしないことが当たり前になってしまっています。良くないなと思っているのですが・・・。
3月の苔をみる旅が終わったところで、何とか踏ん張ってその報告を投稿します。
先日19日、東京・青山にある根津美術館を主な舞台として、苔をみる旅が開催されました。
根津美術館が主な舞台というのは、そこに向かう前にほかに立ち寄る場所があったからです。
集合場所は、地下鉄表参道駅でした。
周辺は高級ブティックや高層ビルが建ち並ぶ大都会です。
ここを起点に苔をみる旅が始まるなんて、何か不思議な気分です。

プラダ青山店。
敷地の周囲が緑化技術で作られたコケの壁で覆われています。

コケの壁に近づいてみると、
繊維状の基盤にハイゴケがまばらに埋め込まれているのが分かります。
出発時点での天気は雨でした。
なので、今回の苔をみる旅は、傘をさしての旅になります。
これまで27回、苔をみる旅を開催していますが、出発時点で雨が降っていたのは今回で2回目。
かなり珍しいです。
今回は「雨を楽しめ」ということでしょうか。
雨はコケを湿らせ代謝活動を開始させるので、いきいきと活動しているコケが見られるはず。
根津美術館に行く前に、その裏手にある長谷寺(ちょうこくじ)というお寺にコケを見に行きます。

長谷寺の山門(下見時の写真なので青空が見えます)。

雨が降る中、梅の木に生えているコケを見ている参加者の方達。
ここで結構雨が強く降ってきたので、傘をさしてはいますが、服や鞄も濡れてきました。
この先大丈夫かな、と一抹の不安が過ぎります。
長谷寺には国内最大級の木造の十一面観世音菩薩像がありますので、
雨宿りも兼ねてそちらも見学させて頂きました。

長谷寺にある観音堂(下見時の写真)。

木造の十一面観世音菩薩像(麻布観音)。
観音堂でしばし時間を過ごしたあと、ちょっと早めではありましたが、お昼ご飯を食べに近くのカフェに。
長谷寺の近くにスイッチパブリッシングという出版社のビルがあり、その地下に
Rainy Day Bookstore & Cafe (レイニーデイ ブックストア アンド カフェ)という素敵なカフェがあります。
名前も今日の日にぴったり。
お昼ご飯はここで食べます。

スイッチパブリッシング(写真は下見時のもの)。
スイッチパブリッシングは、
Switch(スイッチ)、Coyote(コヨーテ)などの雑誌を発行している出版社です。
Coyote(コヨーテ)は好きな雑誌。

Rainy Day Bookstore & Cafe (レイニーデイ ブックストア アンド カフェ)の入り口。
店内は、スイッチパブリッシングが出版する本や雑誌の最新刊およびバックナンバーが結構揃っていて、
それを自由に手にとっていいので、本好きや旅好きの人には楽しく居心地のいい空間だと思います。
混んでないし。
我々も旅の話で盛り上がり、すっかり長居をしてしまいました。
おかげで、お店に入るとき降っていた雨は、お店を出たときにはほぼ止んでいました。
なんと!
日中ずっと雨が降ることを想定していたので、びっくり。
では、いよいよ根津美術館に向かいます。

根津美術館入り口。

濡れた那智黒石の砂利。
雨が降ったあとなので、入り口通路に敷かれた那智黒石もツヤがあっていい感じ。

展覧会の案内「ほとけの教え、とこしえに」。
仏画はコケをみた後に、鑑賞します。
なので苔をみる旅一行は、美術館に入館したら、そこを通り過ぎて庭園へ。

庭園のコケの観察。
午前中降っていた雨が上がったので、水を十分に含んだコケを傘をささずに観察できます。
活き活きとしたコケを観察するには、絶好のコンディションです。

長く伸びたジャゴケの雌器托。

コツボゴケの胞子体。
これら地面を覆うコケたちの活動的な姿を見ると、春だなという感じがしてきます。

庭園の池に浮かべられた小舟。
苔生した屋根がいいですね。

水面に映る風景。

ヒジキゴケとケギボウシゴケ。
乾燥して縮こまった様子をみることが多いコケたちも葉を広げて光を浴びています。

苔生した灯籠。

灯籠に生えているのは胞子体を付けたサヤゴケ。

やさしい光に包まれる根津美術館の庭。
出発時点では雨が降っていましたが、旅の最後は日差しも届いていました。
太陽の光が雲間から漏れている様子を、「祝福をされているようだ」と参加者の方が表していましたが、
苔をみる旅が祝福されているような気もしました。
庭園をコケをみながらゆっくり散策した後、
「ほとけの教え、とこしえに」という企画展と常設展を鑑賞しました。

根津カフェ。
展示品を鑑賞した後は、美術館内にあるカフェでお茶を飲み、解散となりました。
今回、表参道駅から長谷寺、レイニーデイ ブックストア アンド カフェ、根津美術館と巡るなかで、
天気も雨から晴れに変わったり、様々なコケや美術品に出会い、カフェや庭園など心地いい空間に身を置き、
非常に充実した旅になりました。
これも参加して下さった皆さまのお陰です。
ありがとうございました。

報告をしないことが当たり前になってしまっています。良くないなと思っているのですが・・・。
3月の苔をみる旅が終わったところで、何とか踏ん張ってその報告を投稿します。
先日19日、東京・青山にある根津美術館を主な舞台として、苔をみる旅が開催されました。
根津美術館が主な舞台というのは、そこに向かう前にほかに立ち寄る場所があったからです。
集合場所は、地下鉄表参道駅でした。
周辺は高級ブティックや高層ビルが建ち並ぶ大都会です。
ここを起点に苔をみる旅が始まるなんて、何か不思議な気分です。
プラダ青山店。
敷地の周囲が緑化技術で作られたコケの壁で覆われています。
コケの壁に近づいてみると、
繊維状の基盤にハイゴケがまばらに埋め込まれているのが分かります。
出発時点での天気は雨でした。
なので、今回の苔をみる旅は、傘をさしての旅になります。
これまで27回、苔をみる旅を開催していますが、出発時点で雨が降っていたのは今回で2回目。
かなり珍しいです。
今回は「雨を楽しめ」ということでしょうか。
雨はコケを湿らせ代謝活動を開始させるので、いきいきと活動しているコケが見られるはず。
根津美術館に行く前に、その裏手にある長谷寺(ちょうこくじ)というお寺にコケを見に行きます。
長谷寺の山門(下見時の写真なので青空が見えます)。
雨が降る中、梅の木に生えているコケを見ている参加者の方達。
ここで結構雨が強く降ってきたので、傘をさしてはいますが、服や鞄も濡れてきました。
この先大丈夫かな、と一抹の不安が過ぎります。
長谷寺には国内最大級の木造の十一面観世音菩薩像がありますので、
雨宿りも兼ねてそちらも見学させて頂きました。
長谷寺にある観音堂(下見時の写真)。
木造の十一面観世音菩薩像(麻布観音)。
観音堂でしばし時間を過ごしたあと、ちょっと早めではありましたが、お昼ご飯を食べに近くのカフェに。
長谷寺の近くにスイッチパブリッシングという出版社のビルがあり、その地下に
Rainy Day Bookstore & Cafe (レイニーデイ ブックストア アンド カフェ)という素敵なカフェがあります。
名前も今日の日にぴったり。
お昼ご飯はここで食べます。
スイッチパブリッシング(写真は下見時のもの)。
スイッチパブリッシングは、
Switch(スイッチ)、Coyote(コヨーテ)などの雑誌を発行している出版社です。
Coyote(コヨーテ)は好きな雑誌。
Rainy Day Bookstore & Cafe (レイニーデイ ブックストア アンド カフェ)の入り口。
店内は、スイッチパブリッシングが出版する本や雑誌の最新刊およびバックナンバーが結構揃っていて、
それを自由に手にとっていいので、本好きや旅好きの人には楽しく居心地のいい空間だと思います。
混んでないし。
我々も旅の話で盛り上がり、すっかり長居をしてしまいました。
おかげで、お店に入るとき降っていた雨は、お店を出たときにはほぼ止んでいました。
なんと!
日中ずっと雨が降ることを想定していたので、びっくり。
では、いよいよ根津美術館に向かいます。
根津美術館入り口。
濡れた那智黒石の砂利。
雨が降ったあとなので、入り口通路に敷かれた那智黒石もツヤがあっていい感じ。
展覧会の案内「ほとけの教え、とこしえに」。
仏画はコケをみた後に、鑑賞します。
なので苔をみる旅一行は、美術館に入館したら、そこを通り過ぎて庭園へ。
庭園のコケの観察。
午前中降っていた雨が上がったので、水を十分に含んだコケを傘をささずに観察できます。
活き活きとしたコケを観察するには、絶好のコンディションです。
長く伸びたジャゴケの雌器托。
コツボゴケの胞子体。
これら地面を覆うコケたちの活動的な姿を見ると、春だなという感じがしてきます。
庭園の池に浮かべられた小舟。
苔生した屋根がいいですね。
水面に映る風景。
ヒジキゴケとケギボウシゴケ。
乾燥して縮こまった様子をみることが多いコケたちも葉を広げて光を浴びています。
苔生した灯籠。
灯籠に生えているのは胞子体を付けたサヤゴケ。
やさしい光に包まれる根津美術館の庭。
出発時点では雨が降っていましたが、旅の最後は日差しも届いていました。
太陽の光が雲間から漏れている様子を、「祝福をされているようだ」と参加者の方が表していましたが、
苔をみる旅が祝福されているような気もしました。
庭園をコケをみながらゆっくり散策した後、
「ほとけの教え、とこしえに」という企画展と常設展を鑑賞しました。
根津カフェ。
展示品を鑑賞した後は、美術館内にあるカフェでお茶を飲み、解散となりました。
今回、表参道駅から長谷寺、レイニーデイ ブックストア アンド カフェ、根津美術館と巡るなかで、
天気も雨から晴れに変わったり、様々なコケや美術品に出会い、カフェや庭園など心地いい空間に身を置き、
非常に充実した旅になりました。
これも参加して下さった皆さまのお陰です。
ありがとうございました。
Posted by 上野健 at
23:55
2016年03月01日
苔をみる旅Act.27のご案内
先日、目黒の自然教育園と庭園美術館において、苔をみる旅は無事に開催されました。
昨年も2月と3月に美術館を巡る苔をみる旅を開催したのですが、
なぜか今年も、2月、3月と続けて美術館を訪れる旅になりました。
3月は港区青山にある根津美術館を訪れようと思います。
ここには苔生したとても素敵な日本庭園があります。
そこに生えている苔を見ながら春の訪れを感じられる旅になればいいと思っています。
根津美術館の日本庭園の様子を、以下に写真で紹介します。










根津美術館では現在仏画展を開催しているので、
庭園で苔をみた後はそちらも鑑賞したいと思います。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
*********************************************
苔をみる旅Act.27
「根津美術館の庭」
日時:3月19日(土)10:30~16:00頃
(途中で昼食の時間を挟みます)
集合:地下鉄表参道駅B3出口
参加費:4000円
定員:8名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
*********************************************
苔をみる旅は、足もとの自然を巡る旅。
昨年も2月と3月に美術館を巡る苔をみる旅を開催したのですが、
なぜか今年も、2月、3月と続けて美術館を訪れる旅になりました。
3月は港区青山にある根津美術館を訪れようと思います。
ここには苔生したとても素敵な日本庭園があります。
そこに生えている苔を見ながら春の訪れを感じられる旅になればいいと思っています。
根津美術館の日本庭園の様子を、以下に写真で紹介します。










根津美術館では現在仏画展を開催しているので、
庭園で苔をみた後はそちらも鑑賞したいと思います。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
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苔をみる旅Act.27
「根津美術館の庭」
日時:3月19日(土)10:30~16:00頃
(途中で昼食の時間を挟みます)
集合:地下鉄表参道駅B3出口
参加費:4000円
定員:8名
お問い合わせ、お申し込み先:sanionia@nifty.com(上野)
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苔をみる旅は、足もとの自然を巡る旅。
Posted by 上野健 at
16:30