2009年08月09日
お宝ゲット?
先週、ミズゴケの調査のために、北海道東部の落石にある湿原に行ってきた。
そこで、湿原で見つけることはなかなか難しい、オオツボゴケSplachnum ampullaceumというコケを目にすることができた。この種は主に動物の糞の上に生え、ハエに胞子を運んでもらうコケの一つだ。私にとっては「お宝」である。今回のこのオオツボゴケは、私が見つけたわけではなく、同行した先生が見つけたものを見せてもらっただけなのだが・・・。

エゾシカの糞の上に生えるオオツボゴケSplachnum ampullaceum

オオツボゴケの胞子嚢
胞子嚢の基部が壷のように膨らんでいるの分かるだろうか。この膨らんだ部分からハエが好む揮発性の物質を出しているらしい。匂いを嗅いでみたが、特に何かの匂いがするという訳ではなかった。
そこで、湿原で見つけることはなかなか難しい、オオツボゴケSplachnum ampullaceumというコケを目にすることができた。この種は主に動物の糞の上に生え、ハエに胞子を運んでもらうコケの一つだ。私にとっては「お宝」である。今回のこのオオツボゴケは、私が見つけたわけではなく、同行した先生が見つけたものを見せてもらっただけなのだが・・・。
エゾシカの糞の上に生えるオオツボゴケSplachnum ampullaceum
オオツボゴケの胞子嚢
胞子嚢の基部が壷のように膨らんでいるの分かるだろうか。この膨らんだ部分からハエが好む揮発性の物質を出しているらしい。匂いを嗅いでみたが、特に何かの匂いがするという訳ではなかった。
Posted by 上野健 at
08:37
2009年08月01日
コケのある風景~その5
アメリカのコケ学者、ジョナサン・ショウ博士夫妻と青森県の八甲田山にミズゴケの調査に出かけてきた。
その時の滞在先となったのが酸ヶ湯温泉ホテルである。木造の古びた建物で、とても風情のある宿だ。
この古びた建物に、コケ植物がさらなる趣を加えていたので紹介する。

酸ヶ湯温泉ホテルの正面。

玄関表に顔を出している梁材の小口の部分に、青々としたコケが付いている。種は不明。

建物の土台の部分にもコケが生えている。これはPohliaの何かだと思う。

湯治客が泊まる建物のある敷地。

その敷地にも、ご覧のようなコケのコロニーが・・・。すてきです。
種名は今のところ不明。Pohliaかも。
その時の滞在先となったのが酸ヶ湯温泉ホテルである。木造の古びた建物で、とても風情のある宿だ。
この古びた建物に、コケ植物がさらなる趣を加えていたので紹介する。
酸ヶ湯温泉ホテルの正面。
玄関表に顔を出している梁材の小口の部分に、青々としたコケが付いている。種は不明。
建物の土台の部分にもコケが生えている。これはPohliaの何かだと思う。
湯治客が泊まる建物のある敷地。
その敷地にも、ご覧のようなコケのコロニーが・・・。すてきです。
種名は今のところ不明。Pohliaかも。
Posted by 上野健 at
20:15